- きしょう
- I
きしょう【危檣】〔「危」は高い意〕高い帆ばしら。IIきしょう【奇勝】(1)思いがけない勝利。 奇捷(キシヨウ)。(2)珍しく, 素晴らしい景色。III
「~の地」
きしょう【奇峭】山などがけわしくそびえ立っていること。 転じて, 人の性格などが鋭く厳しいこと。 また, そのさま。IV「彼も一種の~な性格である/ヰタ・セクスアリス(鴎外)」
きしょう【奇捷】思いがけない勝利。 奇勝。V「~を博する」
きしょう【嬉笑・嘻笑】喜んで笑うこと。VI「~にも相感じ怒罵にも相感じ/浮雲(四迷)」
きしょう【希少・稀少】きわめてまれで少ない・こと(さま)。VIIきしょう【徽章・記章】〔「徽」は旗じるし, 「章」は模様・印などの意〕身分・資格・所属団体などを表すために, 衣服・帽子などにつけるしるし。 バッジ。VIIIきしょう【旗章】はたじるし。 国旗・軍旗・校旗など。IXきしょう【毀傷】いため傷つけること。 傷つけこわすこと。X「師が栄誉の幾分を~せん/世路日記(香水)」
きしょう【気性】生まれつきもっている性格。 気だて。「~の激しい人」「進取の~」
〔「気象」とも書く〕XIきしょう【気象】(1)気温・気圧の変化, 大気の状態や雨・風など大気中の諸現象。「~観測」
(2)「気性」に同じ。「是れ日本国民の~を涵養するに足るもの/日本風景論(重昂)」
(3)宇宙の根元である気が形(象)となって現れること。XII「夫れ, 混元既に凝りて, ~未だ効(アラ)われず/古事記(序訓)」
きしょう【記章】記念として関係者に渡す, 目じるしとなるもの。→ 徽章XIIIきしょう【記誦】(1)記憶してとなえること。 そらんじること。「今も尚~せる/山月記(敦)」
(2)そらんじるばかりで, これを理解することに努めず, また実践しないこと。XIV「~詞章の学に非るを以て/童子問」
きしょう【譏笑】あざけり笑うこと。 また, その笑い。 毀笑(キシヨウ)。XV「世人(ヨノヒト)に~せらるるを厭(イト)はれてや/近世紀聞(延房)」
きしょう【起床】寝床からおきだすこと。XVI「六時に~する」
きしょう【起請】(1)物事を企て, 上申してその実行を上級官司に対して請うこと。 また, その文書。「藤原朝臣冬緒~四事を進ず/三代実録(貞観一二)」
(2)神仏に誓いを立て, それにそむかぬことを宣言すること。 また, その旨を記した文書。「全く不忠なきよし, 一日に十枚づつの~を昼はかき/平家 12」
(3)(男女が)互いにとりかわす, 固い約束。 また, それを記した文書。「花川といへる女に~を書せ/浮世草子・一代男 3」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.